タミフル報道は感情論が先行しているように思う

最近、タミフルの副作用で異常行動発生か?というニュースをよく見る。

こんな感じ。
これって本当にタミフルの副作用なのかな。遺族はそうだということで要望書を提出したみたいだけど。

今のところタミフルと異常行動の因果関係は科学的に証明されていない。
ここがミソで、科学的に「ない」ということを証明することが如何に難しいか多くの人は理解していないのではないか。
(似た内容として悪魔の証明 - Wikipediaあたりが面白い)

タミフルを飲んでも飲まなくても異常行動は起こるという話は以前から聞く。この記事は興味深かった。

最近はインフルエンザだとすぐにタミフルを出すだろうから、飲んでいないサンプルが少ないんだろう。
これから飲まない人が増えることで、飲まない場合の異常行動率が出せるようになる。
その上で初めて因果関係がないか明確になるのでは。


厚生労働省の怠慢とか、利権が、とかいろんな意見も見るけれど、
どういう情報がそろえば「科学的に」関連の有無を断定できるのかを理解したうえで
なぜ怠慢・利権といえるのか論理的に解説してほしいと思った。


単なる感情論が多すぎる。