ライブドアVSフジテレビ

日本テレビ きょうの出来事
ここまでぐだぐだなニュース番組は初めてだ。
堀江氏が1しか言っていないことを、5にも10にも膨らませて報道してきた
ツケが一気に噴出したようだ。


ニッポン放送の株を買うことで、資金の提供と業務提携をしていきたい、という堀江氏。
ニッポン放送を支配しようとしている。産経グループを支配しようとしている。
なんていったって彼は金の亡者だから。と、扇動するような報道をしてきたマスコミ。
そして、このことをほとんど報道しない産経グループ。


事実は、堀江氏がニッポン放送の株を買ったということだけ。
あとはほとんど妄想。
妄想をベースに報道するのはいかがなものか。
日本のマスコミのもつ問題点の一つが露呈した。
そしてもう一つの問題点、「無責任」も露呈することだろう。
今日の放送はなかったかのように忘れ去られるのだろう。


物事を伝えるためには、伝えることの何倍も影で勉強しておかなければ正しい情報は伝えられない。
アナウンサーやキャスターには無理。そのために解説員がいるはずだ。
自分の考えを一方的に堀江氏に押し付ける解説員に唖然。
番組を進めることしか考えていないアナウンサーにも幻滅。
およそプロの仕事とは思えない。
きょうの出来事を、今後まともなニュース番組としてみることはないだろう。
ニュース番組がワイドショー化、バラエティー化して、
日本にはまともなニュース番組はなくなってしまうのだろうか。


経団連奥田会長の意見については、さすが経営トップをされていただけがあり
ほかの人より視野が広いと感じた。
一定の価値観を押し付けるわけではなく、まず堀江氏の説明を求める姿勢があったところ、
そしてフジテレビ側へ、防護策を怠っておきながらライブドア側を一方的に批判することに
ついての指摘もあったところ。
政治家のなかにも同じような発言をされていた議員がいたが、
「金さえあれば〜という人が」という森元首相やその他のお馬鹿発言だけが報道される。
他の議員が気の毒だ。
しかし、同じ内容でも報道機関によって取り上げ方がずいぶん違うものよ。

ライブドア側に説明責任…日本経団連会長
企業経営者は買収に備え、防衛策考えておくべき=経団連会長

私は堀江氏にはもっとビジョンを示してほしいと思う。
しかし、それを世間に伝えるマスコミが、買収面にだけスポットを当てていて
ビジョンを聞き出そうという姿勢がないところにこそ問題がある。
説明していないのではなく、公に対して説明させてもらえないのだ。
ここでもまた事実のゆがみが。
事実だけをシンプルな頭で捉えたらそう難しいことではないのに、
わかりやすく説明することで、いっそう複雑怪奇にしてしまうマスコミマジック。


堀江氏のブログにはちょっとしか載ってないなあ。

松田誠司のビジネスショット(六本木で働いていた元社長のブログゴルフ編)

と、思ったら、所信表明動画が配信されるとのこと。
しかしよく見たらID登録しないといけないらしい。
既存メディアに対抗するには、もう少しオープンにしたほうが良いと思う。