サマータイム

またもや国会がサマータイム導入に向けて動き出したとのこと。

http://www.asahi.com/politics/update/0223/002.html
法案では、4月の第1日曜日から10月の最終日曜日までの7カ月間、
時計を1時間早め、サマータイムを実施。
労働時間が増えないよう政府が配慮することや、
法施行後、実施状況を検討して制度を見直す条項などを盛り込む意向だ。

正直なところ、全国一斉に1時間進める必要性をあまり感じない。
標準時や基本的なインフラの時刻は変えず、各企業の始業・就業時間のみシフトする方法ではだめなのだろうか?


一部の企業や自治体は実験をしてそれなりに効果が出ているとのことだ。
たとえば、ビジネス : 日経電子版

札幌市がサマータイムを導入し、市内百貨店が開店時間を1時間早めて午前9時からとしたところ、
子供服の売り上が50%も伸びた店があったという。子供連れの母親が早朝来店したということである。

とあるが、一般人は生活サイクルを変えずに、百貨店だけが1時間早めたから
売り上げが上がったという可能性もある。(このあたり他にソースを未確認)
全国一斉に1時間早めては、この効果はあまり見込めないと思う。


今回は省エネ効果についてが主な導入動機のようだが、どのくらい効果があるのか
具体的な数値を上げた説明をまだ見ていない。
ものすごく効果があるとしたら、導入検討する必要はあるだろう。
しかし余暇が増えることを期待する声のほうがよく聞こえてくる。


ちなみに、私の場合定時は18時で、夏の場合は日没まで1時間程度あるが
残念ながら、どの季節でも明るい時間に帰ったことはほとんどない。
いまのままで時間がシフトすればその分残業が増えるだけだろう。
国が先頭を切ってやるのは、時間を変える事よりも残業依存体質を変えさせることでは。
記事の中では労働時間が増えないよう配慮する、とあるが
その部分こそもっと具体的に実効性のある方法にしてほしい。


# 夏になると21時くらいまで明るいということになってしまうので
# 個人的には、花火大会が夜遅くなって子供はできないなあ。とか
# 肝試しや夜空を見る機会が減るなあとか思ってしまう。
# 「夏の夜」を楽しむ文化が日本にはあるのだから。