中国の反日運動に思う

中国で反日運動が激化しており、暴動にまで発展した。
テレビの報道を見る限りでは、中国政府が黙認しているようでもあるが
暴力によって要求を通そうとする行為は一種の脅迫である。
国際社会でこんなことがまかり通ってはいけない。


どうして中国で反日感情が高まっているのか、新聞やテレビで多くが解説されている。
私は、中国での情報統制がひとつの要因かなと思う。


昨日、武部自民党幹事長が
「日本にも鬼畜米英といった間違った教育をしていた時期があった。
 しかしそういった感情論ではなく冷静な対処を求める。」
といった主旨の発言をされていた。
そのとおり、中国の反日教育も大きく影響しているだろう。


それ以外にも中国ではいろいろな情報統制があるのではないか。
中国の人民は、日本が中国に援助を行っていることを知っているのだろうか。
日本が世界の国に援助を行っていることを知っているのだろうか。
そのような貢献部分を知らず、過去の被害ばかりを知らされていれば
なぜあんな日本が常任理事国に、と思っても不思議ではない。


日本政府は、暴徒の制圧を中国政府に求めるだけでなく、中国側の主張をひきだしてほしい。
ただ反対と唱えるだけでは何も解決しないことを教え、
中国は何を求め、何を望んでいるのか。それを白日の下にし、
正面を向いて対話のテーブルにつかせる努力をしてほしい。


ただ傍観するだけが大人の対応ではない。ぜひ積極的に対話外交を行ってほしい。