家電工場国内へ

家電各社は、今までコストを抑えるために海外に工場を作るのが主流だった。
しかし最近は、工場を国内に立てる動きが進んでいるそうだ。
重要な技術の国外流出を防ぐため、主要な技術を一部のみが掌握し
ブラックボックス化」しようということらしい。


資源が少なく、人件費も高い日本が競争力を維持するには
知的財産をフル活用するしか道がないと思うので、正しい判断だと思う。
また、懸念されている産業の空洞化もある程度は防げるだろう。


一方、IT業界はどうだろう。
一部ではオフショア開発の流れも進んでおり、
プログラム開発は中国など海外の企業に流れはじめている。
商習慣など、日本人でしか分からない機微な部分があるから
まだ設計は日本人が行うことが多いが、海外から進出してくる可能性も捨てきれない。
家電業界で起こっているのと同じことが、将来IT業界でも起こるだろう。
まだ海外からの脅威にさらされていないうちから次の一歩を考えておかなくては。


そのとき競争力になるのは、ソフトウェアなどの知的財産か?
それともシステム化するためのノウハウだろうか?

家電メーカー 大型投資が「国内回帰」