世界遺産 イタリア縦断1200キロ 5日目 サン・ジミニャーノ

たくさんの塔がある町

のっけからcobaさんが登場。細かいボーダー柄がまぶしい。
サン・ジミニャーノも丘の上にある町。
トスカーナのなだらかな草原地帯のなかに突然登場する。
「この町はちょっとジミニャーノ…?とんでもない!」とcobaさん。さむ〜い。


この町の特徴はたくさんの塔。百塔の町とも言われている。
塔はどれも中世そのままの素朴な石造り。
四角い塔はまさにビルのよう。中世の摩天楼だ。


町の入口は大きな門になっている。そこから一歩入ると中世の街並み。
素朴で、こじんまりとしているけれど、緑が多くてかわいらしい町だ。
同じ色のレンガで組み合わされた建物を見ていると、まるでレゴで作られたみたい。
だからかわいらしく見えるのかな?

グロッサの塔

たくさんの塔の中で一番高いのはグロッサの塔。
「これ以上高い塔は建ててはいけない」というおふれが出されたのだそうだ。
手元の資料によるとこの塔へは5ユーロの入場料で上がれるそうだ。
高さは54メートル。階段は何段あるんだろう?

たくさんの塔

5世紀に町を荒廃からすくった、聖ジミニャーノが名前の由来。
いろいろな面白い塔がある。
亀裂のはいっている「悪魔の塔」。悪魔が亀裂を入れたと信じられているようだ。
「ベッチの塔」は民家になっている。塔の外壁が壁になっているなんて!
家の中はぴかぴかで現代風の家具が置かれている。
歴史と現在の生活の融合というイタリア人の心意気を感じるな。

塔に登る

塔の内部は結構広い。階段は木で作られていて上りやすくなっている。
私は旅行でフィレンツェのドゥオモに登った。
ここの塔もそれに近い感じかなと思ったけれど、ずいぶん現代的だな。


塔の上からの眺めは圧巻。
この塔以外に高い建物は全くない。地平線がみえて素晴らしい見晴らし!
見渡す限りの田園地帯。
こうして自国でしっかりと農業をいとなんでいるからこそ、
イタリアの食生活は豊かで自分たちに自身を持てているのかもしれないな。


明日はポルトヴェーネレから。