世界遺産 イタリア縦断1200キロ 4日目 シエナ

丘の上にある町

イタリア、トスカーナ州にあるシエナ
町は小高い丘の上にある。
世界一美しいといわれる広場がある町。


建物はこのあたりの土がこの色なのか、茶色いレンガで統一されている。
赤レンガ屋根のフィレンツェとはまた違う色合いだ。
中世からの建物なのかな?装飾は少なく質実剛健といった感じ。


途中の教会に立ち寄ると、中は金箔でピカピカ。
この町は自治会(コントラーダ)による自治が行われていたようで、
今もその名残で結束が固く、地区ごとの特色があるのだそうだ。

シエナのお祭

ここでは有名なお祭「パリオ」が開かれる。
7月と8月に行われるみたい。
カンポ広場では競馬が行われ、各地から多くの観光客が訪れる。
中世の衣裳で行われるパレードもあって、ものすごい盛り上がり。
テレビからも熱気が伝わってくる。

カンポ広場

カンポ広場はものすごく大きい。一面にレンガが敷き詰められている。
丘の上にある町だからか、広場にもなだらかな傾斜がついている。
まるで茶色い草原だ。


13〜14世紀、シエナフィレンツェとライバル関係にあり、
フィレンツェの市庁舎にまけず劣らず美しい市庁舎を建設した。
市庁舎にはマンジャの塔という大きな塔がついている。
ここからの眺めはすばらしいだろうな!
手元の本によると、頂上へは約500段の階段を上らないといけないらしいが…。

地下水道

町の地下には上水道が整備されている。
総長25kmの100年にわたる大工事。
いまも綺麗な水がながれていて、道端の噴水や各家庭で使われている。
1000年近く使いつづけられているとは、さすが石の国だ。
木造文化ではこうはいかないな。

広場でくつろぐ

再びカンポ広場から。
みんな座ったりたたずんだりして思い思いの時間をすごしている。
ここでジェラートを食べたり、カフェから広場を眺めたりしたら
とても満ち足りたひとときが送れそうだ。


明日はサンジミニャーノから。